コンサルタントにとって好奇心はとても重要な力になります。
好奇心があることによってクライアントとの関係構築はもちろん、コンサルティングそれ自体のパフォーマンスアップ、コンサルタント自らの持続的な成長に大きく繋がっていくことになります。
ここでは好奇心がなぜコンサルタントにとって重要な力なのかご説明します。
好奇心は考えることと学習することの源泉
好奇心は考えることと、学習することの源泉となります。
好奇心があることによって「なぜそうなのか」という「なぜ」が生まれます。
コンサルタントにとって本当にそうなのか、なぜそうなのかという問いかけ自体が本当の問題、課題を見つける上で不可欠な問いでありつつ、なぜ、なぜ、なぜと考えることによって真理にたどりつき、考えること、考える力自体が強化されていくわけです。
コンサルタントは自らの頭1つで基本的にはコンサルティングをしていくわけなので、好奇心というのは必須な力になるわけです。
また、様々なことに興味関心を持つことができることによって幅広く学習することが促されます。
学習というのは本を読むこともそうですし、付き合う人、行く場所にいたるまで幅広くなっていくわけです。
完璧な情報がない中で最高の結論を出すのがコンサルティング
コンサルタントがクライアントにコンサルティングをしていく上で、クライアント先に完璧な情報がそろっていて、その情報に基づいて判断をしていくということはありません。
どのクライアントであっても情報は完璧にそろっていることはなく、必ず不足していることがあります。
このような中でコンサルタントは最も良いアドバイス、判断をしていくことが求められます。
つまりいろいろなことをコンサルタントは知っていないといけないということです。
常に不足しているクライアントのリソースの中で知恵、アイデアを出して現実を変えていく必要があるわけです。
好奇心は考えることと何かを知ろう、学ぼうということの源泉でした。
コンサルティングという仕事をうまくやっていくためにはコンサルタントは考えて、学び続けなければいけないのです。
コンサルタントは毎日学習をするべし
コンサルタントは基本的に自分自身が武器になるわけです。
自分自身を成長させることがコンサルタントとしての成長となります。
この成長の中には様々なことを知っていること、使う言葉、モノの見方、考え方まで様々なことが含まれます。
コンサルタントはクライアントからアイデアなどの壁打ち相手として必要とされることもありますし、考えていることに対して意見などを求められることもしばしばあります。
クライアントの現状を把握して、何の問題から手をつけて、どのように解決していくかの計画をつくることも大きな仕事です。
コンサルタントがクライアントに役に立つためには、好奇心を前提とする中で、日々学習を大切にすることで得た様々な情報、考え方、モノの見方、他社などの経験が役立つわけです。
アイデアは頭の中にある情報の組み合わせできている
アイデアというのは脳科学的に言えば、頭の中にある情報Aと情報Bがシナプスが繋がって組み合わされて情報Vになるという風に言われています。
つまり、頭の中にある情報の量に比例して、組み合わせも増えるのでアイデアも浮かびやすくなるわけです。
アイデアを生み出すためにはまずは情報のインプットが必要になるということです。
アイデアを生むために情報をインプットするということもありますが、インプットしていること自体をまとめたりすることでクライアントに役立つこともしばしばあります。
僕の場合はインプットしながらこれは役に立つことだと思うと、インプットしながらブログを書きはじめてクライアントにシェアしたり、資料にして解説の動画を入れてクライアントに配信したりとインプットしながらアウトプットをしつつ、クライアントの役にも立つということまで実現をしています。
もちろんインプットしたことは頭の中にも情報として蓄積されて、いつかアイデアにもなるわけです。
コンサルタントにとってはインプットそれ自体が様々な形でクライアントの役に立つことに直結もしているということです。
相手の人に興味、好奇心を持つ
クライアントとの関係において、コンサルタントはクライアントとの信頼関係なくしてはコンサルティングにおいて成果を出すことはできません。
それはクライアントが動くことをしないといけないわけですが、信頼されていないコンサルタントのアドバイスなどを聞いてクライアントが動くことはないからです。
クライアントとの信頼関係をつくるためにもクライアントに興味を持つこと、好奇心を持つことがとても大切になります。
好奇心があることで質問が必ず増えます。
質問は技術だと思っています。
うまい質問ができるようになると質問1つでクライアントからの信頼を得ることもできたり、質問をする姿勢などによってクライアントの信頼を勝ち得ていくことにもつながるのです。
また、クライアントに限らず会った人に対して好奇心を持つことで、クライアント同様に質問が増えます。
質問というのは相手の知っていることを教えてもらう最高の方法でもあり、質問をすればするほど学習していることにもなるということです。
相手に好奇心を持つことで相手との関係をうまくつくり、将来のクライアント候補にもなりますし、いろいろなことを教えてくれる人にもなるわけです。